Wednesday, October 17, 2012

表現の世界にもルールがある

DP2 Merrill

最近ちょっと仕事が忙しいです。ま、良い事なんでしょうね。
ただ写真を撮りに行く時間を確保するのが大変で、その点はちょっと不満ですが。

話は変わりますが、写真(仮にアート写真とします)を観る時、いや写真に限らず物には見方というものがあります。映画、絵画、漫画、イラスト、デザイン、本 他。何でもそうですよね。
漫画であれば吹き出しがあって、吹き出しには台詞があって、ふきだしから伸びた尖りが喋ってるキャラクターを示していて、激しい台詞は吹き出しがギザギザしてて、物思いは尖りじゃなく○○○がキャラに伸びてて、ストーリー漫画の元祖は手塚治虫で、コマの割り方は何がしで、この台詞はあの漫画でのお決まりの台詞をオマージュしたものだったりパロディだったりで、などなど今までずっと漫画を見て育ってきた我々には全て自明な決まり事だったり、コンテキストで今の漫画は成り立っています。
アート写真も他の分野の表現世界も同じで、単にキレイだとか暗いとか何とかそういうワードでは表せないものがバックボーンにはあり、そういう事柄を知識や経験として身につけているか否かで理解できるかどうか、楽しめるかどうかが大きく左右されます。
このあたりに対して自覚的な人は意外と少ないようで、現代アートの絵画を見て「あんな物は俺でも描ける」とか「幼稚園児が描いた絵のようだ」という台詞は割と良く聞きます。
でも、そうではなくそれぞれの分野には、その分野なりの歴史性やルール、コンテキストがあるわけです。

なんでこんな割と今更な事を書いているのかと言うと、仕事や趣味の関係で観る側人ならばともかく、仕事で造る側、表現に関わる側の人でも自覚している様には思えない人が割といて、イライラしたりすることが最近多くて。。。これじゃ愚痴ですねスイマセンw

Tuesday, October 09, 2012

とある神社

DP2 Merrill

田端駅暫く歩いた所にある、とある神社。
知らなかったけど閉める時には、こうやって網をかぶせるらしい。

Tuesday, October 02, 2012

写真について雑感

DP2 Merrill

写真を撮る、撮ったその時から時間が経ってなければその写真に思い入れもあるし、その中からセレクションしたカットは当然自分で良いと思って選んでいる。
良いと思って選んではいても、自分なりに順位のような物もあって、これは凄く良い、これはまあまあとか漠然とした思いというか順位的なものもある。
それらをプリントして人に見せたりFlickrなどにアップする、そうすると自分では思いもよらないカットが評判が良かったり、良いと思っていた物が薄いリアクションだったりする。
何故評判が良かったのか、何故リアクションが薄かったのか、これを見た相手はどういう文脈でその写真を見たのか、色々と考えたり突き詰めていくと非常に勉強になる。