Saturday, June 30, 2012

DP2 Merrillのサンプル画像を見て思った事

SD1 Merrill 50mm f1.4

シグマのサイトにアップされているDP2 Merrillのサンプルを参照させていただいた。一見した所、画質は素晴らしく、申し分ない。レンズが良いのか画面周辺まで画質が均質で端正で高解像だった。
ただ少し気になったのは拡大していくと、特に円形において顕著なのが、絵がモザイク状というか絵画調に見えてくる所。それがどういう理由によるものかは解らない。フォトグラファーの画像処理によるものかもしれない。
SD1では拡大していっても絵画調に見えると思った事はないので、そのあたりが唯一の懸念材料か。。。
当面は撮影データその他の情報が増えてくるのを待ってみたい。

Wednesday, June 27, 2012

DPのMerrill

SD1 Merrill 50mm f1.4

DP2sからこのFoveon搭載のカメラを初めて使い、使っていく度にその描写の懐の深さに驚愕して、ついにはSD1 Merrillまで導入して今に至る訳だが、来月の半ばに、噂では12日にDP2 Merrillがついに発売されるらしい。
価格は10万円程との事で、大体予想通り。おそらくは暫く間を置くと8万円程度の価格に落ち着きそうな気がする。まあ、高過ぎるという事は無い筈だ。
問題になるかもと思うのは、要は単焦点の小型SD1を売るようなものなので、当然SD1ならではの画質と共に使い難さも引き継ぐと思われる。書き込みのスピード、SPPのスピード、手ぶれにシビアだったり、ピント精度も厳しくなるし、撮影後のレタッチ技術もあった方が良かったり。。。
その辺りも含めてどのように市場に受け入れられるのか、少し注視していたい。

Tuesday, June 26, 2012

世界を、世の中をどう見ているのか

SD1 Merrill 50mm f1.4

世の中をどう見ているか、その写真の撮り手がどう世界を認識しているのか、どういう視点で撮ったのか、そういう観点で見てみると写真というものはもっと面白くなると思う。この世の中をその人がどういう風に認識しているか、そういう事が立てられたコンセプトにも、実際に撮られた写真にも現れる。
昆虫や犬といった違う生物は当然として、人間であっても個人個人の性格、体調、イデオロギー、価値観、知識などなどによって世界の見え方は異なる。その見え方が写真にも現れるし、写真家が表現しようとするものだと思っている。写真を見て感動するという事はその写真の撮り手の持っている、提示している世界に共感する事ではないかと思う。

Friday, June 15, 2012

大銀杏

SD1 Merrill 50mm f1.4

鎌倉の荏柄天神社 御神木の大銀杏。樹齢九百年との事。鶴ケ丘八幡宮の大銀杏は倒れてしまいましたが、こちらの大銀杏も見事です。
秋になる頃にもう一度来よう。

Wednesday, June 13, 2012

ライカモノクローム

SD1 Merrill 50mm f1.4

ライカモノクロームのヨドバシ.comの実写レビューを見て思ったのは思ったよりも画質が良かった、あれならモノクロ専用として世に出す意味があるかもしれない。
全体的に調子が豊富だし、暗部の調子の残り方も含めてクオリティは凄く高いと思う(しかもヨドバシのサイトの写真はJpeg撮って出しらしいし)。それでいて高ISOでも高画質がキープされているらしいのでコストを度外視すれば良い選択肢になるのではと思った。
思うんだけど、Foveon機やこのライカモノクロームなどを見ていると、モノクロはフィルムでないとという前提はもう成り立たないのだろうと思った。モノクロ写真をやる選択肢の一つとしてデジタルカメラは既にフィルムに追いついていると思う。もちろんフィルムにはフィルムの良さがあるので選択肢から外すことはない。
一つ問題があるとすれば、撮って写真を仕上げての次、プリントのクオリティが暗室でのバライタプリントに追いついているかどうか、という問題だけだと思う。そのあたり、顔料プリンタでネガ出力をして暗室でベタ焼きをするというのも最近出始めているようだけど、それではデジタルを使うことのメリットをある意味殺してしまう事になるような気もするし、何がしかの新しい技術が出てくるのも期待してる。
もう一つ、ライカの始めるバライタプリントサービスのクオリティはどの程度なのか、その辺りも凄く興味があるが、当面はライカモノクロームを買った人だけが使えるサービスのようなので、購入出来ない俺には手の届かないサービスなのが悲しい。

 ヨドバシ.com ライカモノクローム実写レビュー
http://photo.yodobashi.com/gear/leica/camera/mm/index2.html

Tuesday, June 12, 2012

ニコンサロンでの例のアレについて少し

SD1 Merrill 50mm f1.4

先日ちょっとしたトピックになったのが、ニコンサロンでの写真展が中止になった事。
「中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち」というタイトルで慰安婦の女性達を撮った写真展だ。聞く所によれば多くの抗議があったような話もあるし、ニコン側としては諸般の事情的なコメントを出すのみで、写真家の方には謝罪を申し入れたが、写真家には断られているというような話もある。
私自身この件についてどう思うかについて言えば、正直言ってこういう形で写真展が中止になるというのは解せないし、納得もしていない。別に慰安婦問題が韓国の言うようなかたちで日本が人さらいのような事をしたとか、20万人が犠牲になったとかいう話を信じている訳でもないし、受け入れている訳でもない。慰安婦と言った時に日本人慰安婦(当時は朝鮮系の人も「日本人」でしたけど)の存在が無視されがちな事にもどうかという想いはあるし、言いたい事は色々とある。しかしどんな思想や意見であれ基本的には表現の自由というものは確保されていなくてはならないと思うし。韓国政府の主張は間違っているかもしれないが、それと写真家が慰安婦についての写真展を開く事を中止に追い込むという事は別の話だと思うのだ。
ニコンサロン側だって当然審査の時に作品を見て、ステートメントを見て、その上で開催するだけの資格があると見て審査を通した筈だ。それなのに中止にした理由も説明しない。審査員のコメントもない。それはどういう事なんだと思う。
表現の立場に身を置く人達が抗議が来たからといって予定していた写真展を中止にするとか、その理由もオープンにしないとか、事なかれ主義的な態度をとった事に少しばかりがっかりしている。その写真家が謝罪を受け入れないというのも当然の事のように思える。

(基本的に政治的な話はしない事にしているし、したくはないのだが、写真表現と社会との関わりという事で考えると、決して小さいくない問題だと思ったので、簡単な所感として書かせて頂いた。)

Thursday, June 07, 2012

SPPでの現像

SD1 Merrill 50mm f1.4

シグマから無料で配布されている現像用ソフトのSPP。無料にしてはよく出来ているとは言うものの、不満も無い訳ではない。各項目の調整が大雑把で細かい調整には向かないし、ごみ取り機能一つないし、色収差補正もない。ホワイトバランスの調整は数値では出来ないし、動作も遅い。
せめて色収差補正がついていたら良いのになと思うのだが、無料だし贅沢すぎるか。。。
現状では他者の現像ソフトの対応も芳しくないし、有料版で高機能にしたバージョンを是非作って欲しいと思うのだが。。。

Wednesday, June 06, 2012

SD1でプリント

SD1 Merrill 50mm f1.4

先日ヨドバシカメラにインクと写真用紙を買いに行ってきた、購入した用紙はピクトランの局紙。この紙にエプソンのK3インクプリンター(自分の場合はPX5600)でモノクロをプリントすると結構なクオリティのプリントが得られる。気に入って最近はよく使っている。
この日はついでにピクトランのバライタお試し2枚入りを買ってみた。今までも気になってはいたけど手は出さずにいた。何故なら値段が高くて、A4の30枚で8,800円程もする。お試し2枚で630円。1枚300円と結構な値段で結構な出費だ。
家に帰ってから過去に撮って局紙でもプリントした事のある写真から2枚程を選んでテストプリントをしてみた。一言で言うと素晴らしかった、黒の締まり、グラデーション。。。
いや〜ヤバイ。使いたくなる。。。。でも高い。。。。悩ましい。

Tuesday, June 05, 2012

写真は撮り手に見えている、見ようとしている世界。

紫陽花 SD1 Merrill 50mm f1.4

絵画というのは、書き手のイマジネーションや観念がダイレクトにキャンバスに現れる、写真というのは撮り手がどういう風に世界を見ているかがダイレクトに現れる。そういう風に思っているし、そういう作品に惹かれる。

Monday, June 04, 2012

鎌倉の海2

SD1 Merrill 50mm f1.4

波が穏やかな鎌倉の海はウィンドサーフィンに向いているようで。

ところで50mm f1.4というレンズ、換算75mmで望遠気味の画角ですが非常に使いやすい。解放から少し絞った(f2〜2.8)あたりの描写が気に入っている。
すっかりSD1の常用レンズとして定着してしまった。

Sunday, June 03, 2012

鎌倉の海

SD1 Merrill 50mm f1.4


梅雨に入る前の鎌倉の海、まだ少し涼しい。

Friday, June 01, 2012

Japanese kite and carp streamers.

SD1 Merrill 50mm f1.4

柔らかい日差しの午後、湘南の海で凧と鯉のぼりというチョット不思議な物に出会いました。