Friday, October 22, 2010

生産終了...

コシナがZKマウント向けのレンズの生産を終了したという話。
悲しく思っているPENTAXファンも多くいると思う。
でも、おそらくペンタックスのカメラを買う人の多くは、将来的にフルサイズにしたいとか、フラグシップ的なカメラを使えるようになりたいとか、そういう事をあまり意識していない人が多かったんじゃないだろうか?
ペンタックスの今までまでの戦略を見てもフルサイズのフラグシップを出すとは思えず、話題になる機種もエントリー的な機種が多かったように思う。初代のist*Dにしても今のK-rにしてもそうである。
もちろんフィルム時代からの旧来のPENTAXファンの人達はミドルクラス以上を求めている人も多かったかもしれない、でも多くのユーザーは違っていたのであろう。
そういうライトなユーザーさん達にはZeiss LENSと言われてもピンとこなかったのであろう。「マニュアルでしかフォーカス出来ないし、値段も高い。見た目はちょっとカッコいいけど...」という人が大半を占めているが故にあまり売れない。
これがニコンやキヤノンの場合はプロ〜ハイアマ辺りのヘビーな方々が多くいて、彼らはZeissの価値も当然解っているし、マニュアルフォーカスというのも必ずしもマイナス材料になるわけではない。むしろ物としての価値、Zeiss LENSの描写というものに価値を見いだすであろう。
撤退は悲しいことだけれど、今回はマーケティング的なミスという事だったのかもしれない。

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