Tuesday, July 31, 2012

SD1MerrillとDP2Merrill

DP2 Merrill

今年度に入ってSD1Merrillを導入し、夏にDP2Merrillを導入した。前者を導入して、その高画質に驚き、後者を導入してその高画質がコンパクトカメラで得られる事に更に驚愕したわけだ。
ところで一部で囁かれている事だけど、限定された条件ではSD1よりもDPの方が画質が良かったりする。それどころか標準域の焦点距離でのシャープさ、周辺まで均一な画質という面ではコレに並ぶカメラ(&レンズ)を他に求めるのは大変だ。あってもD800に最新の標準レンズを付けてどうかな?というレベルだと思う(それでも大口径レンズ故の像面歪曲などで周辺画質はDPの方が上だろうと思うが)。
加えて、シグマの標準域で発売されているレンズは選択肢が余り無い、35mm換算で考えると28mm f1.8か30mm f1.4、準望遠を入れても50mm f1.4位しか無く、DP2のレンズと比べると少々部が悪いし、ズームは最初から画質的に選択肢に入れにくい。
だが表現の幅という面で考えると、SD1の方が圧倒的にアドバンテージがある。シグマのレンズしか使えないという制約はあるが、そえれでも超広角から超望遠までのレンズがラインナップに揃っている。マクロやフィッシュアイもある。(自分が使うかどうかは別として)それらのレンズがMerrillセンサーで使える。
色々なレンズを駆使して撮影出来るのが一眼レフであるSDの強みである以上、DP2の限られた条件での画質だけでSDより優れているというのは間違っているだろう。

それに個人的な好みを言えばDPの様なシャープな画質も好きだが、SIGMA50mm f1.4のような柔らかい描写のレンズも好きだし、風景用途を考えて広角ズームも欲しいし、マクロ撮影も楽しみたいので、両機を時と場合により使いこなして写真を撮っていきたい。

路傍の石仏

DP2 Merrill

日本は少し古い街だとちょっとした所に石仏があったりする。朽ちかけて良い感じに味と言うか風格の様なものがあったりもする。

Monday, July 30, 2012

Foveonはピーキー? だがそれが良い

DP2 Merrill

DPであれSDであれFoveonを積んだカメラは光の状態にとても敏感だ。シャドー部は割と沈みがちだし、光の良が充分な時と充分でないときの写りの差は結構ある。それだけに被写体の立体感というか質感がよく表現される。暗がりから明るい場所への光のグラデーションはとても綺麗だし、被写体の表面の凹凸や汚れも含めて良く再現される。
ピーキーといえばそれまでだけど、それだけ被写体の細かい差異をキチンと捉えているとも言える。何を撮っても綺麗に写せる、どんな条件でも綺麗に撮れるというカメラではないが、撮る側がキチンと理解して使うならば、期待以上の結果を提示してくれる。

Sunday, July 29, 2012

DP2Merrill持って散歩

DP2 Merrill


近所の神社の境内にて撮影。
こう言う被写体には非常によく合うようです。

Friday, July 27, 2012

DP2Merrill 購入

カラー DP2 Merrill

モノクロ DP2 Merrill

先日DP2Merrillをヨドバシにて購入。そのままお持ち帰り。充電してさっそくテスト撮影をしようかと思ったが、その週の週末は天気が芳しくなかった、かろうじて日曜の午後3時頃から日も出始めて胸をなで下ろした。
テスト撮影をした結果、思ったよりも撮りやすい、AFもソコソコのレベルには達していて、ボディサイズは旧DPよりも大きくなってしまったが、実際の撮影はかなり快適だ。
諧調の豊富さも秀逸でモノクロにも凄く良い。DP2Merrillは普段持ち歩けるスナップカメラとして考えると、この画質の良さは驚異的だと思う。

Friday, July 20, 2012

シグマと写真データと画像データと

SD1 Merrill 50mm f1.4

フォビオンで雲を撮ると独特の透明感が出るのが良いですね。SD1だと陰った所がザラつきやすいので、後処理でサクっと消してあげる。 それだけで随分と印象が変わる。
シグマのカメラで撮ったRAWデータを調整し〜レタッチしてプリントまでする時、フィルムを使っていたときの感覚を思い出す。
出てくるトーンや色調がいちいち「写真」っぽい。いや写真なのは当たり前なのだけれど、変な話デジタル画像データを弄っているという感じとは少し違う感覚に襲われる。何を言っているのか解らないかもしれないけど、画像データではなく、写真データに接しているような感覚なのだ。

Thursday, July 19, 2012

夏の海

SD1 Merrill 50mm f1.4

先日鎌倉の七里ケ浜あたりをカメラを持ってブラついていたら、10代後半と見られる若いサーファーのような男が浜辺で倒れていた。側には同じくサーファーと思われる男達が深刻そうな顔で話をしていた。
その日は風もつよく、波が高かった。倒れていた男はどうやら溺れたらしく、グッタリとして動かない。
しばらくすると救急車が来て運ばれていったが、 彼は無事だったのだろうか。。。同じくサーファー仲間と思われる若い男がうなだれて、浜辺にしゃがみ込んでいたのが強く印象に残っている。
その日家に帰ってから、シャワーを浴びようと洗面台の前に立つと腕と顔が日に焼けて赤くなっていた。どうやら今年も夏が来たようだ。

Wednesday, July 11, 2012

そろそろ夏ですね

SD1 Merrill 50mm f1.4

そろそろ夏です。この季節カメラを持って海岸を歩くのが躊躇われる季節。如何わしい盗撮の疑いを掛けられてもツマラナイ。だからといって写真を撮るのを諦める訳にもいかない。
そこで早朝や夕暮れ(6時頃)に海に行くと人も少なく、カメラを構えていても全く平気だったりする。どうせ日中は人が多過ぎて写真という感じでもないので、それで良いのだ。

Monday, July 09, 2012

例の写真展に行ってみました

SD1 Merrill 50mm f1.4

韓国人写真家の安世鴻さんの写真展に行ってきました。エルタワーのエレベーターから降りると左手奥に警備員が。。。サロンの入り口には同じく警備員と金属探知機。。。何だコレ?
展示された写真はどれも非常に上手く、プリントも非常に上手い。使っている紙は韓紙という和紙に似た紙を使用しているらしい。にも関わらずトーンは豊かで、狭いダイナミックレンジを上手く使ってクオリティの高い表現をしていた。
テクニカルな面を除いて見ても、写真そのものには力があり、特にプロパガンダ的な面を強調しなくても、中国に残留した元慰安婦達と言う切り口だけで立派に成立していたと思う。ただ結果的に政治運動的な側面が強くなってしまっただけで、写真家の中ではプロパガンダというつもりは無かったのかもしれない。
中国に残された日本軍慰安婦達と言う事には間違いない。慰安婦になった経緯をどう考えているか、当然立場は違う。迎合する気もない。韓国政府の言い分は間違っていると思う。
非常に僭越ではるけども、できれば変にプロパガンダ的な色を排して単に中国に残された慰安婦の方々という切り口で写真展をやられた方が良かったと思う。
ニコンサロン会場内はいつもと違い、なんとなく市民運動家のあつまりのようなおかしな雰囲気になっていた。落ち着いて写真を観るような感じもなく、ザワついていた。そのあたりに写真そのものとは別に違和感を覚えて返ってきた。

それにしても何故日本の名のある写真家はこういう事に対して何の声明も発しないのだろうか?知る限り公に声を発したのはほんの一部の人達だけだ。

Thursday, July 05, 2012

ポテンシャルは凄そうだ

SD1 Merrill 50mm f1.4

デジカメwatchにDP2 Merrillのファーストインプレッションが掲載されていたので、さっそく作例をチェックしてみた。
公式サイトのサンプルと違って、拡大しても絵画調になる事無く綺麗に拡大される。するとやはり公式のサンプルが絵画調に見えるのは現像処理のパラメーターによるものなのだろう。一安心した。しかし、これも現像時の設定の問題だろうが、シャープネスがややキツ過ぎるように思えた。
公式とのサンプルを比較検討すると、かなりのポテンシャルを持っていることは確認できたので、遅かれ早かれ購入することにはなるだろう。ただ当面はSD1とDP2sの体制でいくと思う。ファームも含めて実売価格等が落ち着いてから購入を検討したい。