Wednesday, October 17, 2012

表現の世界にもルールがある

DP2 Merrill

最近ちょっと仕事が忙しいです。ま、良い事なんでしょうね。
ただ写真を撮りに行く時間を確保するのが大変で、その点はちょっと不満ですが。

話は変わりますが、写真(仮にアート写真とします)を観る時、いや写真に限らず物には見方というものがあります。映画、絵画、漫画、イラスト、デザイン、本 他。何でもそうですよね。
漫画であれば吹き出しがあって、吹き出しには台詞があって、ふきだしから伸びた尖りが喋ってるキャラクターを示していて、激しい台詞は吹き出しがギザギザしてて、物思いは尖りじゃなく○○○がキャラに伸びてて、ストーリー漫画の元祖は手塚治虫で、コマの割り方は何がしで、この台詞はあの漫画でのお決まりの台詞をオマージュしたものだったりパロディだったりで、などなど今までずっと漫画を見て育ってきた我々には全て自明な決まり事だったり、コンテキストで今の漫画は成り立っています。
アート写真も他の分野の表現世界も同じで、単にキレイだとか暗いとか何とかそういうワードでは表せないものがバックボーンにはあり、そういう事柄を知識や経験として身につけているか否かで理解できるかどうか、楽しめるかどうかが大きく左右されます。
このあたりに対して自覚的な人は意外と少ないようで、現代アートの絵画を見て「あんな物は俺でも描ける」とか「幼稚園児が描いた絵のようだ」という台詞は割と良く聞きます。
でも、そうではなくそれぞれの分野には、その分野なりの歴史性やルール、コンテキストがあるわけです。

なんでこんな割と今更な事を書いているのかと言うと、仕事や趣味の関係で観る側人ならばともかく、仕事で造る側、表現に関わる側の人でも自覚している様には思えない人が割といて、イライラしたりすることが最近多くて。。。これじゃ愚痴ですねスイマセンw

Tuesday, October 09, 2012

とある神社

DP2 Merrill

田端駅暫く歩いた所にある、とある神社。
知らなかったけど閉める時には、こうやって網をかぶせるらしい。

Tuesday, October 02, 2012

写真について雑感

DP2 Merrill

写真を撮る、撮ったその時から時間が経ってなければその写真に思い入れもあるし、その中からセレクションしたカットは当然自分で良いと思って選んでいる。
良いと思って選んではいても、自分なりに順位のような物もあって、これは凄く良い、これはまあまあとか漠然とした思いというか順位的なものもある。
それらをプリントして人に見せたりFlickrなどにアップする、そうすると自分では思いもよらないカットが評判が良かったり、良いと思っていた物が薄いリアクションだったりする。
何故評判が良かったのか、何故リアクションが薄かったのか、これを見た相手はどういう文脈でその写真を見たのか、色々と考えたり突き詰めていくと非常に勉強になる。

Friday, September 28, 2012

歩く、撮る、歩く、撮る、また歩く、また撮る

DP2 Merrill

私の写真スタイルは基本的に歩いて被写体との出会いを求める。歩いて歩いて撮って撮ってという感じ。決め打ちで撮りに行く事も勿論あるのだけども、元来歩くのが好きなので、歩きつつ撮るというのが性に合っているみたい。
ちょっとした路地とか家並み、小物、人、光との出会い。同じ道でも時間や天気、季節などによってその表情を変える。飽きる事無く歩き続ける。

Friday, September 21, 2012

シグマからコンセプトブックが届いた

DP2 Merrill

昨日家に帰ったらシグマからコンセプトブックが届いていた。
内容は商品や部品、製造過程や風景等の美しい写真で、それを楽しみつつビールを飲んだ。
今の時代に、こういうものを作りユーザーへ送るシグマという会社は粋だなと思う。ジグマという会社が自社製品をそして写真を本当に愛しているのだろうなと思わずにはいられない。

Thursday, September 20, 2012

35mm f1.4か。。。欲しいかも。

SD1 Merrill 50mm f1.4

ここの所 仕事が忙しくて写真を全然撮りに行けない。。。
昼休みにデジカメWatchのサイトをチェックしていると、D600やら6Dやらライカの新型とか新機種が続々と出てきた。
そのなかシグマの発表した新レンズの一つ、35mm f1.4に密かに期待している。大口径の35mm、APCのSD1Mだと換算52.5mm。高性能な標準レンズとして期待。
標準ズームでフルタイムMFに対応した17-70/2.8-4にも期待。

Thursday, September 13, 2012

Foveonと色について

DP2 Merrill

割と一般にFoveonの色は独特と言われていて、それは否定しないし、私はそれこそが好きで使っているので問題はない。ただいわゆるベイヤーと言われる撮像素子を使っているキヤノンやニコンを始めとするカメラの色が自然な色だと思っている人がいるならばそれはNoだと言いたい。
そもそもの話で言うと目で見た様に写るカメラは世の中に存在しない。フィルムであろうがデジタルであろうが、ベイヤーであろうがFoveonであろうが。
仮にキヤノンのカメラでスタジオで身長にライティングをして撮影された写真であっても、撮影したそのままのデータをそのまま印刷で使えるというケースは殆どゼロだ。
そもそも写真というのは撮り手の主観で世界を切り取っている。自然にあるがままを写してはいないし、それは不可能だ。その意味でも個人的には色に関してはあるがままという物を過剰に求める事には然程の意味はないと考える。カタログの為の撮影なんかでは本物の商品そのままの色を求めるのは当然だと思うが。
要は撮り手(カメラマン)がその写真を通じて、見る側に何をどう伝えたいのかと言う事が問われるわけで、自己満足で人には見せないという場合でも自分はどういう風に仕上げたいのかで、どういう色が良いのかも決まって来るわけだ。
色といった時に絶対的に正しい色というのは存在しない。TPOや表現側の意図に対してどうかという話でしかないと考える次第。

Tuesday, September 11, 2012

DP1M。。。当面は買わないかな。

DP2M

DP1Mは今週末に発売されるようですね。サンプルも幾つか見た。
でもなんというのか、食指は動かない感じ。元々広角系はキャンディッド系の写真がメインで、落ち着いて取る感じではないというのもある。DP1Mでもキャンディッド系の写真は撮れるだろうけど、得意では無いだろう。バッテリーの問題もある。
サンプルを見た感じだと、画質に関してはDP2M程ではないけど、それでもかなり良い。解像度重視という感じではないけど、充分な解像感と諧調を感じさせてくれて、渋い写真が撮れそうだ。

まあしばらくして、値段が落ち着いたら欲しくなるかも。
当面はDP2MとSD1Mで充分だというのが結論。

もし仮に今買うとしたならDP1MよりもSD用に8-15の広角ズームだろう。
風景用に欲しいレンズの一つ。

Thursday, September 06, 2012

高田馬場〜新宿〜代々木(with DP2Merrill)

DP2 Merrill

先週末の昼に高田馬場に行ってきた。カレーを食べる為に。戸塚公園近くの夢民というカレー屋がある。ここには学生時代、また昔働いていた会社に通っていた頃に随分と世話になった。
頼むのは大抵「ベーコンエッグ野菜の5番」。5番というのは辛さの等級で、一応どこまでも上げられると言う事になっている。5番はまあ中辛といった所。
ここのカレーは具沢山で食べごたえがあり、スパイスの利いたインド風のルーと相まってとても美味しい。
聞く所によるとこの店を経営しているご夫婦が還暦を超え、体もキツいので年内で閉める予定だという。その為、店を閉める前に食べておこうと思った次第。
カレーは昔と変わらずとても美味しく満足のいくもので、店を閉めてしまう事を非常に残念に思いながら、今年のウチに必ずもう一度は来ようと思いつつ店を出た。

高田の馬場周辺から新宿方面へ、ぶらぶらと歩きながら写真を撮ることにした。戸塚公園近くの団地の遊具がいい味を出していた。暫く撮っていたが、あまり一つ所で写真を撮っていると不信に思われかねないので適当なところで見切りをつけ立ち去る。

そのまま住宅街を抜けて歩く。途中韓流で賑わう新大久保の商店街を抜け、歌舞伎町方面へ。

その後、新宿から代々木方面へ歩く道すがら雨が降り出してきた。かなりの大粒の雨で、慌てて銀杏の木の下へ逃げ込む。
周りを見ると、自分の他にも幾人か木の下や歩道橋の下で雨宿りをしている。
まだ学生らしき若い男、OLらしき女性。

15分程の間待っていると、だんだん雨も小降りになってきた、頃合いを見計らって代々木の駅に向かって走り、それほど濡れずになんとか駅の入り口にたどり着けた。
少し撮り足りないというか、まだ歩き足りなかったが、その日は素直に帰路につく事にした。

家に帰りシャワーを浴びる。その後湯豆腐と焼き鳥3本、枝豆少々でビールを2本。軽く撮った写真の整理をした後に休む事にした。

Monday, September 03, 2012

ダイエットしなくちゃ! 写真の為にも。。。

DP2 Merrill

7月の半ばにギックリで腰を痛めてしまい。4日ほど、安静にして過ごすはめになった。医者に言わせるとまず痩せろと、そして腹筋背筋を少し鍛える事が予防になると忠告された。似たような事は以前にも言われていたが、あまり真面目に実践してこなかった。
しかし、そうたびたびギックリ腰になるのも嫌だし、何より痛くて身動き出来なくなるのは非常に辛い。写真も撮れない。仕事にも行けない。良い事など何一つ無い。
で、遅ればせながら多少は真面目にダイエットをしようと思った次第。方法はロングブレスダイエット。金スマの特集を見て本当だか嘘だか解らないが、TVに出ていた挑戦者は見事に痩せていたその結果を見てテンションが少し上がった。俺でもイケる!と。
しかしなが、TVで見たようなストイックなノリでやっていると楽しくないし、途中でいやになってしまうので、程々に。カロリー制限(1日1800キロかロリーが目標)、ウォーキング、ロングブレス2セットの組み合わせで行う事にした。

ダイエットを初めて1ヶ月程、、、成果やいかに? 今の所2.5kgほどの成果が出ている。お腹も結構引っ込んだ。このまま徐々に体脂肪率が減っていけば年内には10kg減。。。。あと7.5kgだけど。。。イケるか?

Monday, August 27, 2012

カバでけええええ

SD1 Merrill 70-300mm f4-5.6 OS

先日初めて生でカバを見た。で、その余りのデカさに感動と恐怖を感じてきたw
サイもだけど、本当にデカイ。まるで勝てる気がしない。。。
たまにはこういう素朴な驚きを感じるのも良いなあと思いつつ、最近日課になりつつあるウォーキングをして帰ってきた。

因みに写真は普通のデカイ方のカバじゃなくて、コビトカバという小型のヤツです。

Wednesday, August 22, 2012

東池袋〜三ノ輪〜浅草(with DP2Merrill)

DP2 Merrill

初めて都電に乗ってみた。初めての事だから料金システムがまず解らない。。。160円で始発駅から終点まで行けるらしい。。。安い!
東池袋から三ノ輪まで、ノンビリと外を眺めながら都電にゆられて移動。悪くない。
乗ってくるのは基本的に地元の住民の方々のようだ、年配の方や子連れが多い。
杖をついたお年寄りが乗ってきたので席を譲る、相手は「すぐ近くなので」と遠慮するが、まあまあと言って座った頂いた。しかし次の駅で降車されて、本当にすぐそこだったので、少し悪かったかなと後悔。

三ノ輪で降りて浅草までタラタラと歩く、歩いての移動だと意外と距離がある。暑い中ようやく浅草近辺に着き、花屋敷周辺をぶらっと一回り。このあたり、特に花屋敷の入り口付近は雷門からの参道よりもさらに昭和の匂いが強く残っている。平日のせいか夏休み中の割には人の出が少ない。 店も何割かはシャッターが下りていた。

さすがに厳しい暑さで疲れてきて、浅草駅近くのセブンイレブンで限定だというビールを買って一息つく。空を見るとそろそろ日が落ちてきていて、 今日の撮影の終わりを告げていた。

一眼レフと三脚があれば、夜のスカイツリーでも撮って帰るところだけど、コンパクトカメラだけではそうもいかず大人しく帰路につく。

Thursday, August 16, 2012

DP2 Merrillのバッテリー

DP2 Merrill

少し前に腰を痛めてから中々全快にもどりませんね。やはり腰は怖いです。痛めている時は痛くて動けず、トイレに行くにも苦労する始末。。。
カメラを持って歩くにも腰になるべく負担を書けない様に、コンパクトなDPに偏りがちなこのごろです。

ところでDP2 Merrillというカメラ。バッテリーの持ちが鬼の様に悪いです。1個につき90枚行くかどうかというところ。電源入れっぱなしでウロウロするなんて事をしていると直ぐに交換しなければならなくなります。
自分の場合は一日フルに使おうと思ったら4個をフル充電して持っていきます。4個あれば取り敢えず1日安心して使っていられる。交換自体はフィルム交換のノリで別に国はならないし、バッテリーのサイズ自体も小さいので、荷物にもなりません。
SD1の場合は流石に予備を一つ持っていけば安心できます。そこは一応一眼レフですので。。。ただバッテリー1つにつき200枚程度の撮影枚数というのは決して優秀な成績ではないですけど。

Thursday, August 09, 2012

夏の雲


SD1 Merrill 50mm f1.4

夏の雲は立体感があって、抜けるような空とのコントラストが美しい。暑い日差しはキツいけど。

Wednesday, August 08, 2012

撮影後の楽しみ

SD2 Merrill

こう毎日暑いと、撮影に出かけるのも億劫になるが、撮らない訳にもいかないので、冷たく冷やしたスポーツドリンクを持ってエイヤと表に出る。アタリを付けた場所に出かけ撮影しつつ時折木陰に入って直射日光を避ける。数時間も表にいると流石にキツいので、本屋や喫茶店を少し冷やかしつつ涼む事も。
流れる汗をハンカチで拭うけど、拭いても拭いても汗が出てくる。水分補給をマメにしているせいかもしれない。
調子が乗っている時は日に300枚以上、調子が乗らないと100枚いかないくらい。家に帰ってデータをPCにコピーしている間にシャワーを浴びる。そして風呂上がりにビールを飲みながら撮ってきた写真をチェックする。
この時間がたまらなく楽しい。

Tuesday, August 07, 2012

ポジ好きだった人はFoveon一択ではないかと。。。

DP2 Merrill

今回もDP2Merrillでの一枚。相変わらず色乗りの良いこってりとした描写が得意です。若干レタッチにて、周辺の色かぶりを取って、光量を落とす処理などをしています。
コントラストの感じはポジに近いといえば近い。色味はコダック的に見えなくもないですね。ここから彩度を上手くあげればAGFAのRSX的になります。
撮って出しの絵はともかく、現像〜レタッチの工程でポジライクな描写にするのが容易な機種(というかFoveon全般そういうイメージですが)です。
もちろんレタッチの手間が面倒だという人には無理に勧められないですが、フィルム的な描写が好きな人は検討する価値のある機種です(ただし推奨ISO感度は100〜400まで)。

それにしても暑い日でした。撮影中スポーツドリンクの500mLを3本空けました。。。

Monday, August 06, 2012

それにしても一眼レフを持った人が増えた。。。

DP2 Merrill

この時期、炎天下の中をカメラを持ってあるいていると、汗がダラダラと止まらず、水分補給も頻繁にしないと倒れてしまう。
カメラも熱を持ちやすく、心無しか持ちが悪くなっている気もするし。。。

ところで地元の鎌倉あたりでも、一眼レフやミラーレスを持っている人が本当に増えた。一昔前はコンデジが殆どで、一眼レフなど写真が趣味の年配の方や、カメラ(写真)マニアくらいしか持っていなかった。ましてや若い女性が大きいカメラを持って 歩いている姿など、本当に例外的にしか見なかった。
それがいまやソニーやオリンパスのミラーレスは当たり前に見るし、ニコンやキヤノンの一眼レフを肩にかけた姿など、珍しくも何ともない光景となった。フィルムの一眼レフを持った女性すら珍しくない。
でも、流石にM型ライカを持って歩いてる人は殆ど見ないけどw

Friday, August 03, 2012

DPでモノクロ

DP2 Merrill

近所の家の駐車場に置いてあったペットボトル。こうしたものでも光の加減次第でモノクロ写真として成立する。ペットボトルの表面の傷やコンクリートの地面の質感がよく出ている。
ペットボトルがレンズ代わりになって、集光された光がコンクリートに映し出されてアクセントになっている。

Thursday, August 02, 2012

DP2Merrillのフード

DP2 Merrill

DP2Merrillのフードはレンズが沈胴ではなくなったのに伴って随分と小型化された。ボディの方にフィルターを付けたままで取り外しできる点は中々良い。だけどレンズフードを付けたままだとレンズキャップが付けられないというのが難点だ。
そこで、レンズキャップに52-49のステップダウンリングを接着すると、フードを取り付けたままでもレンズキャップを付けられる様になるので、大変具合が良い。
ただし、平面性の問題でそのステップダウンリングにフィルターを付けるのはやめておいた方が良い。あくまでもキャップの為のリングという事で。

Wednesday, August 01, 2012

暑い中での撮影はキツい

SD1Merrill 50mm f1.4

夏の七里ケ浜駅にて。
この季節、撮影の為に機材を持ち出して外を歩くのは流石にキツい。冷えたペットボトルを持参しても、あっという間にぬるくなってしまう。
光の状態は夕方から夜、もしくは早朝の方が良いのだけれど、その時間帯だけ出歩くというのも中々難しい。

Tuesday, July 31, 2012

SD1MerrillとDP2Merrill

DP2 Merrill

今年度に入ってSD1Merrillを導入し、夏にDP2Merrillを導入した。前者を導入して、その高画質に驚き、後者を導入してその高画質がコンパクトカメラで得られる事に更に驚愕したわけだ。
ところで一部で囁かれている事だけど、限定された条件ではSD1よりもDPの方が画質が良かったりする。それどころか標準域の焦点距離でのシャープさ、周辺まで均一な画質という面ではコレに並ぶカメラ(&レンズ)を他に求めるのは大変だ。あってもD800に最新の標準レンズを付けてどうかな?というレベルだと思う(それでも大口径レンズ故の像面歪曲などで周辺画質はDPの方が上だろうと思うが)。
加えて、シグマの標準域で発売されているレンズは選択肢が余り無い、35mm換算で考えると28mm f1.8か30mm f1.4、準望遠を入れても50mm f1.4位しか無く、DP2のレンズと比べると少々部が悪いし、ズームは最初から画質的に選択肢に入れにくい。
だが表現の幅という面で考えると、SD1の方が圧倒的にアドバンテージがある。シグマのレンズしか使えないという制約はあるが、そえれでも超広角から超望遠までのレンズがラインナップに揃っている。マクロやフィッシュアイもある。(自分が使うかどうかは別として)それらのレンズがMerrillセンサーで使える。
色々なレンズを駆使して撮影出来るのが一眼レフであるSDの強みである以上、DP2の限られた条件での画質だけでSDより優れているというのは間違っているだろう。

それに個人的な好みを言えばDPの様なシャープな画質も好きだが、SIGMA50mm f1.4のような柔らかい描写のレンズも好きだし、風景用途を考えて広角ズームも欲しいし、マクロ撮影も楽しみたいので、両機を時と場合により使いこなして写真を撮っていきたい。

路傍の石仏

DP2 Merrill

日本は少し古い街だとちょっとした所に石仏があったりする。朽ちかけて良い感じに味と言うか風格の様なものがあったりもする。

Monday, July 30, 2012

Foveonはピーキー? だがそれが良い

DP2 Merrill

DPであれSDであれFoveonを積んだカメラは光の状態にとても敏感だ。シャドー部は割と沈みがちだし、光の良が充分な時と充分でないときの写りの差は結構ある。それだけに被写体の立体感というか質感がよく表現される。暗がりから明るい場所への光のグラデーションはとても綺麗だし、被写体の表面の凹凸や汚れも含めて良く再現される。
ピーキーといえばそれまでだけど、それだけ被写体の細かい差異をキチンと捉えているとも言える。何を撮っても綺麗に写せる、どんな条件でも綺麗に撮れるというカメラではないが、撮る側がキチンと理解して使うならば、期待以上の結果を提示してくれる。

Sunday, July 29, 2012

DP2Merrill持って散歩

DP2 Merrill


近所の神社の境内にて撮影。
こう言う被写体には非常によく合うようです。

Friday, July 27, 2012

DP2Merrill 購入

カラー DP2 Merrill

モノクロ DP2 Merrill

先日DP2Merrillをヨドバシにて購入。そのままお持ち帰り。充電してさっそくテスト撮影をしようかと思ったが、その週の週末は天気が芳しくなかった、かろうじて日曜の午後3時頃から日も出始めて胸をなで下ろした。
テスト撮影をした結果、思ったよりも撮りやすい、AFもソコソコのレベルには達していて、ボディサイズは旧DPよりも大きくなってしまったが、実際の撮影はかなり快適だ。
諧調の豊富さも秀逸でモノクロにも凄く良い。DP2Merrillは普段持ち歩けるスナップカメラとして考えると、この画質の良さは驚異的だと思う。

Friday, July 20, 2012

シグマと写真データと画像データと

SD1 Merrill 50mm f1.4

フォビオンで雲を撮ると独特の透明感が出るのが良いですね。SD1だと陰った所がザラつきやすいので、後処理でサクっと消してあげる。 それだけで随分と印象が変わる。
シグマのカメラで撮ったRAWデータを調整し〜レタッチしてプリントまでする時、フィルムを使っていたときの感覚を思い出す。
出てくるトーンや色調がいちいち「写真」っぽい。いや写真なのは当たり前なのだけれど、変な話デジタル画像データを弄っているという感じとは少し違う感覚に襲われる。何を言っているのか解らないかもしれないけど、画像データではなく、写真データに接しているような感覚なのだ。

Thursday, July 19, 2012

夏の海

SD1 Merrill 50mm f1.4

先日鎌倉の七里ケ浜あたりをカメラを持ってブラついていたら、10代後半と見られる若いサーファーのような男が浜辺で倒れていた。側には同じくサーファーと思われる男達が深刻そうな顔で話をしていた。
その日は風もつよく、波が高かった。倒れていた男はどうやら溺れたらしく、グッタリとして動かない。
しばらくすると救急車が来て運ばれていったが、 彼は無事だったのだろうか。。。同じくサーファー仲間と思われる若い男がうなだれて、浜辺にしゃがみ込んでいたのが強く印象に残っている。
その日家に帰ってから、シャワーを浴びようと洗面台の前に立つと腕と顔が日に焼けて赤くなっていた。どうやら今年も夏が来たようだ。

Wednesday, July 11, 2012

そろそろ夏ですね

SD1 Merrill 50mm f1.4

そろそろ夏です。この季節カメラを持って海岸を歩くのが躊躇われる季節。如何わしい盗撮の疑いを掛けられてもツマラナイ。だからといって写真を撮るのを諦める訳にもいかない。
そこで早朝や夕暮れ(6時頃)に海に行くと人も少なく、カメラを構えていても全く平気だったりする。どうせ日中は人が多過ぎて写真という感じでもないので、それで良いのだ。

Monday, July 09, 2012

例の写真展に行ってみました

SD1 Merrill 50mm f1.4

韓国人写真家の安世鴻さんの写真展に行ってきました。エルタワーのエレベーターから降りると左手奥に警備員が。。。サロンの入り口には同じく警備員と金属探知機。。。何だコレ?
展示された写真はどれも非常に上手く、プリントも非常に上手い。使っている紙は韓紙という和紙に似た紙を使用しているらしい。にも関わらずトーンは豊かで、狭いダイナミックレンジを上手く使ってクオリティの高い表現をしていた。
テクニカルな面を除いて見ても、写真そのものには力があり、特にプロパガンダ的な面を強調しなくても、中国に残留した元慰安婦達と言う切り口だけで立派に成立していたと思う。ただ結果的に政治運動的な側面が強くなってしまっただけで、写真家の中ではプロパガンダというつもりは無かったのかもしれない。
中国に残された日本軍慰安婦達と言う事には間違いない。慰安婦になった経緯をどう考えているか、当然立場は違う。迎合する気もない。韓国政府の言い分は間違っていると思う。
非常に僭越ではるけども、できれば変にプロパガンダ的な色を排して単に中国に残された慰安婦の方々という切り口で写真展をやられた方が良かったと思う。
ニコンサロン会場内はいつもと違い、なんとなく市民運動家のあつまりのようなおかしな雰囲気になっていた。落ち着いて写真を観るような感じもなく、ザワついていた。そのあたりに写真そのものとは別に違和感を覚えて返ってきた。

それにしても何故日本の名のある写真家はこういう事に対して何の声明も発しないのだろうか?知る限り公に声を発したのはほんの一部の人達だけだ。

Thursday, July 05, 2012

ポテンシャルは凄そうだ

SD1 Merrill 50mm f1.4

デジカメwatchにDP2 Merrillのファーストインプレッションが掲載されていたので、さっそく作例をチェックしてみた。
公式サイトのサンプルと違って、拡大しても絵画調になる事無く綺麗に拡大される。するとやはり公式のサンプルが絵画調に見えるのは現像処理のパラメーターによるものなのだろう。一安心した。しかし、これも現像時の設定の問題だろうが、シャープネスがややキツ過ぎるように思えた。
公式とのサンプルを比較検討すると、かなりのポテンシャルを持っていることは確認できたので、遅かれ早かれ購入することにはなるだろう。ただ当面はSD1とDP2sの体制でいくと思う。ファームも含めて実売価格等が落ち着いてから購入を検討したい。

Saturday, June 30, 2012

DP2 Merrillのサンプル画像を見て思った事

SD1 Merrill 50mm f1.4

シグマのサイトにアップされているDP2 Merrillのサンプルを参照させていただいた。一見した所、画質は素晴らしく、申し分ない。レンズが良いのか画面周辺まで画質が均質で端正で高解像だった。
ただ少し気になったのは拡大していくと、特に円形において顕著なのが、絵がモザイク状というか絵画調に見えてくる所。それがどういう理由によるものかは解らない。フォトグラファーの画像処理によるものかもしれない。
SD1では拡大していっても絵画調に見えると思った事はないので、そのあたりが唯一の懸念材料か。。。
当面は撮影データその他の情報が増えてくるのを待ってみたい。

Wednesday, June 27, 2012

DPのMerrill

SD1 Merrill 50mm f1.4

DP2sからこのFoveon搭載のカメラを初めて使い、使っていく度にその描写の懐の深さに驚愕して、ついにはSD1 Merrillまで導入して今に至る訳だが、来月の半ばに、噂では12日にDP2 Merrillがついに発売されるらしい。
価格は10万円程との事で、大体予想通り。おそらくは暫く間を置くと8万円程度の価格に落ち着きそうな気がする。まあ、高過ぎるという事は無い筈だ。
問題になるかもと思うのは、要は単焦点の小型SD1を売るようなものなので、当然SD1ならではの画質と共に使い難さも引き継ぐと思われる。書き込みのスピード、SPPのスピード、手ぶれにシビアだったり、ピント精度も厳しくなるし、撮影後のレタッチ技術もあった方が良かったり。。。
その辺りも含めてどのように市場に受け入れられるのか、少し注視していたい。

Tuesday, June 26, 2012

世界を、世の中をどう見ているのか

SD1 Merrill 50mm f1.4

世の中をどう見ているか、その写真の撮り手がどう世界を認識しているのか、どういう視点で撮ったのか、そういう観点で見てみると写真というものはもっと面白くなると思う。この世の中をその人がどういう風に認識しているか、そういう事が立てられたコンセプトにも、実際に撮られた写真にも現れる。
昆虫や犬といった違う生物は当然として、人間であっても個人個人の性格、体調、イデオロギー、価値観、知識などなどによって世界の見え方は異なる。その見え方が写真にも現れるし、写真家が表現しようとするものだと思っている。写真を見て感動するという事はその写真の撮り手の持っている、提示している世界に共感する事ではないかと思う。

Friday, June 15, 2012

大銀杏

SD1 Merrill 50mm f1.4

鎌倉の荏柄天神社 御神木の大銀杏。樹齢九百年との事。鶴ケ丘八幡宮の大銀杏は倒れてしまいましたが、こちらの大銀杏も見事です。
秋になる頃にもう一度来よう。

Wednesday, June 13, 2012

ライカモノクローム

SD1 Merrill 50mm f1.4

ライカモノクロームのヨドバシ.comの実写レビューを見て思ったのは思ったよりも画質が良かった、あれならモノクロ専用として世に出す意味があるかもしれない。
全体的に調子が豊富だし、暗部の調子の残り方も含めてクオリティは凄く高いと思う(しかもヨドバシのサイトの写真はJpeg撮って出しらしいし)。それでいて高ISOでも高画質がキープされているらしいのでコストを度外視すれば良い選択肢になるのではと思った。
思うんだけど、Foveon機やこのライカモノクロームなどを見ていると、モノクロはフィルムでないとという前提はもう成り立たないのだろうと思った。モノクロ写真をやる選択肢の一つとしてデジタルカメラは既にフィルムに追いついていると思う。もちろんフィルムにはフィルムの良さがあるので選択肢から外すことはない。
一つ問題があるとすれば、撮って写真を仕上げての次、プリントのクオリティが暗室でのバライタプリントに追いついているかどうか、という問題だけだと思う。そのあたり、顔料プリンタでネガ出力をして暗室でベタ焼きをするというのも最近出始めているようだけど、それではデジタルを使うことのメリットをある意味殺してしまう事になるような気もするし、何がしかの新しい技術が出てくるのも期待してる。
もう一つ、ライカの始めるバライタプリントサービスのクオリティはどの程度なのか、その辺りも凄く興味があるが、当面はライカモノクロームを買った人だけが使えるサービスのようなので、購入出来ない俺には手の届かないサービスなのが悲しい。

 ヨドバシ.com ライカモノクローム実写レビュー
http://photo.yodobashi.com/gear/leica/camera/mm/index2.html

Tuesday, June 12, 2012

ニコンサロンでの例のアレについて少し

SD1 Merrill 50mm f1.4

先日ちょっとしたトピックになったのが、ニコンサロンでの写真展が中止になった事。
「中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち」というタイトルで慰安婦の女性達を撮った写真展だ。聞く所によれば多くの抗議があったような話もあるし、ニコン側としては諸般の事情的なコメントを出すのみで、写真家の方には謝罪を申し入れたが、写真家には断られているというような話もある。
私自身この件についてどう思うかについて言えば、正直言ってこういう形で写真展が中止になるというのは解せないし、納得もしていない。別に慰安婦問題が韓国の言うようなかたちで日本が人さらいのような事をしたとか、20万人が犠牲になったとかいう話を信じている訳でもないし、受け入れている訳でもない。慰安婦と言った時に日本人慰安婦(当時は朝鮮系の人も「日本人」でしたけど)の存在が無視されがちな事にもどうかという想いはあるし、言いたい事は色々とある。しかしどんな思想や意見であれ基本的には表現の自由というものは確保されていなくてはならないと思うし。韓国政府の主張は間違っているかもしれないが、それと写真家が慰安婦についての写真展を開く事を中止に追い込むという事は別の話だと思うのだ。
ニコンサロン側だって当然審査の時に作品を見て、ステートメントを見て、その上で開催するだけの資格があると見て審査を通した筈だ。それなのに中止にした理由も説明しない。審査員のコメントもない。それはどういう事なんだと思う。
表現の立場に身を置く人達が抗議が来たからといって予定していた写真展を中止にするとか、その理由もオープンにしないとか、事なかれ主義的な態度をとった事に少しばかりがっかりしている。その写真家が謝罪を受け入れないというのも当然の事のように思える。

(基本的に政治的な話はしない事にしているし、したくはないのだが、写真表現と社会との関わりという事で考えると、決して小さいくない問題だと思ったので、簡単な所感として書かせて頂いた。)

Thursday, June 07, 2012

SPPでの現像

SD1 Merrill 50mm f1.4

シグマから無料で配布されている現像用ソフトのSPP。無料にしてはよく出来ているとは言うものの、不満も無い訳ではない。各項目の調整が大雑把で細かい調整には向かないし、ごみ取り機能一つないし、色収差補正もない。ホワイトバランスの調整は数値では出来ないし、動作も遅い。
せめて色収差補正がついていたら良いのになと思うのだが、無料だし贅沢すぎるか。。。
現状では他者の現像ソフトの対応も芳しくないし、有料版で高機能にしたバージョンを是非作って欲しいと思うのだが。。。

Wednesday, June 06, 2012

SD1でプリント

SD1 Merrill 50mm f1.4

先日ヨドバシカメラにインクと写真用紙を買いに行ってきた、購入した用紙はピクトランの局紙。この紙にエプソンのK3インクプリンター(自分の場合はPX5600)でモノクロをプリントすると結構なクオリティのプリントが得られる。気に入って最近はよく使っている。
この日はついでにピクトランのバライタお試し2枚入りを買ってみた。今までも気になってはいたけど手は出さずにいた。何故なら値段が高くて、A4の30枚で8,800円程もする。お試し2枚で630円。1枚300円と結構な値段で結構な出費だ。
家に帰ってから過去に撮って局紙でもプリントした事のある写真から2枚程を選んでテストプリントをしてみた。一言で言うと素晴らしかった、黒の締まり、グラデーション。。。
いや〜ヤバイ。使いたくなる。。。。でも高い。。。。悩ましい。

Tuesday, June 05, 2012

写真は撮り手に見えている、見ようとしている世界。

紫陽花 SD1 Merrill 50mm f1.4

絵画というのは、書き手のイマジネーションや観念がダイレクトにキャンバスに現れる、写真というのは撮り手がどういう風に世界を見ているかがダイレクトに現れる。そういう風に思っているし、そういう作品に惹かれる。

Monday, June 04, 2012

鎌倉の海2

SD1 Merrill 50mm f1.4

波が穏やかな鎌倉の海はウィンドサーフィンに向いているようで。

ところで50mm f1.4というレンズ、換算75mmで望遠気味の画角ですが非常に使いやすい。解放から少し絞った(f2〜2.8)あたりの描写が気に入っている。
すっかりSD1の常用レンズとして定着してしまった。

Sunday, June 03, 2012

鎌倉の海

SD1 Merrill 50mm f1.4


梅雨に入る前の鎌倉の海、まだ少し涼しい。

Friday, June 01, 2012

Japanese kite and carp streamers.

SD1 Merrill 50mm f1.4

柔らかい日差しの午後、湘南の海で凧と鯉のぼりというチョット不思議な物に出会いました。

Thursday, May 31, 2012

Foveonとプリントと等倍鑑賞

SD1 Merrill 50mm f1.4

フィルムでモノクロームをやっていた頃、自家プリントで印画紙に焼いていた。今はSD1やDP2でモノクロ処理をしているのだが、最終的なプリントの上がりや処理をしている時の感触がフィルムでプリントを焼いていた時の感覚に近い状態で作業することが出来る。
Foveonという撮像素子によるものなのか、ソフトも含めた自分の作業ワークフローの問題か、いずれにせよ実際に撮影した写真を丁寧に調整し、用紙もキチンと選んでプリントすると良い感じのモノクロプリントが得ることが出来る(もちろん主観です)。
このFoveonという撮像素子を搭載したカメラは等倍表示して鑑賞する楽しみ方が昔からのユーザーの間では行われているようで、それはそれで人それぞれという事で否定はしないが、自分としてはプリントした時の上がりが非常にハイクオリティな素子だと思う。何よりデジタル臭さを感じないプリントが得られるのが良い。

Tuesday, May 29, 2012

写真雑誌は寿命が短い

SD1 Merrill 17-50mm f2.8

amazonのマーケットプレイスでNatural Glowを購入。すでに廃刊になってしまったモノクロ写真を扱う写真雑誌だ。掲載された数々のモノクロ写真をなめるように見つつページをめくり、やっぱり良いなあと思いながらため息をつく。
今も昔も写真を、特に写真作品をメインに扱う雑誌は短命である。PhotoGraphicaも廃刊になってしまった。残っているのはカメラの新製品紹介がメインの雑誌か、おしゃれ系でまとめたカメラ女子系の雑誌ばかりだ。。。

Sunday, May 27, 2012

Wednesday, May 23, 2012

Foveonはポジっぽい

SD1 Merrill 17-50mm F2.8

SD1に限らないがFoveonのカラーの色の出具合、トーンはポジフィルムのような感じだと感じている。ハイライトの粘り、シャドー部が比較的早めに潰れる事、グラデーションの具合などポジフィルムの特性に近いように思う。
上の写真の色なんかは往年のアグファカラーのポジのようだ。当然現像時に調整した結果でもあるのだけど、Foveonmを搭載したカメラ以外だと、中々こういう風にはいかない。
ある人に言わせるとコダクロームの様だと言い、他のブロガーさんなどの写真を見るとベルビアの様に仕上げている方もおられるようだ。
フィルム好きだったカメラマンさんにはSIGMAのSDやDPは良い選択肢の一つになるのではないだろうか?